こんにちは!
ボーカリスト、ボイストレーナーのマメチヨです♪
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【 mamechiyo ボーカルスタジオ 】
新百合ヶ丘 恵比寿 駅前 ボイストレーニング・ボイトレ / オンライン ボーカル レッスン
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※ここから先を読む前にぜひこちらをご覧ください↓
動画審査が定番に
ここ数年、コロナ禍の影響もあり
一次審査が動画でのオーディションが非常に増えています。
いえ、むしろ…殆どがそうでは無いでしょうか…!?
現在、募集中の
2024〜2025 オールキャスト オーディション レ・ミゼラブルもそうですし、
(※2023年1月現在)
各ミュージカルに限らず…
シンガー募集、アーティスト募集のオーディションも動画での審査が中心です。
そこで今回は最近のオーディションの流れとして多い、
動画審査→対面審査の流れに沿って
オーディションの自由曲をどう選ぶか!?のお話しを進めてみます。
(その昔…MDに録音して…とか、mp3で提出…とかの時代が懐かしい 笑笑)
一次審査の大きな壁
どのオーディションに関しても共通しているのが
この一次の動画審査を通過するのが、本当に難しい!という事。
やはり、
二次審査で会場に集まる人数をなるべく減らして感染のリスクを減らす…という事では無いかと考えます。
(もちろん、オーディションによってはそれだけでは無い部分も有ると思います。)
いずれにせよ、
動画内で魅力的に歌えることはもちろん、
魅力的に自分を演出出来るか?が
その大きな壁=一次審査の突破には凄く大事なポイントとなっています。
受かりたい!合格したい!
そうですよね。
でしたら、やはり準備からこだわる必要があります。
自由曲の選曲のポイント
課題曲が決まっている場合は、撮影内容が決まっている、という事なので、
その曲をしっかり理解して表現して演出して撮影する事が大事です。
※詳しくはこちらをご覧ください。↓
さて、
自由曲な場合はどうしましょう?
※動画審査に限らず、対面でのオーディション
または二次審査、三次審査が自由曲、な場合も同様ですので、
自由曲どうしようか悩んでいる方はそのまま読み進めてくださいね♪
それでは、今回の本題、
自由曲をどう選ぶか?
お話を始めますね!!
好きな曲だから、で選んではいけない
自由曲の場合、
やはり・・・どんな曲を選ぶか、がとても大事です。
選曲のポイントは…
【戦略】自由なんだから、好きな曲を選べばいい。わけじゃないんです。
ミュージカルのオーディションであれば・・・
その作品を理解して、受けたい役を理解して→
求められる技術と、求められるキャラクターを表現できる、
かつ自分の良さが出せる曲を選ぶ。
シンガー、アーティストのオーディションであれば
そのオーディションのコンセプトを理解して→
どんな人、どんな個性が、求められているのか考える。
結果、自分のやりたい方向とは違うこともあります。
(その場合は、オーディション自体を見送る事も有り得ると思います。)
つまり・・・自由である、
け・ど・も!!
そこには見逃してはいけない【大前提】が有るのです。
例えば…
ミュージカルであれば、クラシックな作品のオーディションに、
いくら自由曲といえど・・・ロックな曲を歌う…等はNGな訳です。
どうして好きな曲を選んではいけないの?
何故か?
選ぶ審査員も人間です。
厳しい言い方をすれば
必要なテクニックを判断出来ない場合には
審査以前の問題になるからです。
以前はそう言った選曲でも、
審査の過程で可能性を拾って下さって通る事も有りましたが…
今はそもそも一次審査が大きな壁の時代、
そして二次で会場で歌うにしても…どんどん、落とされる時代。
可能性を見てほしい、という選曲では通過は難しい、と
このコロナ禍に入ってから特に感じます。
大前提を見極める、選曲のコツ
何を求められているか?
それを理解する力、が…欲しい所ですが、難しい所ですよね。
ボイトレ等に通われている方であれば、
先生にご相談しながら、一緒に解決できると良いですね!
自分で解決する、という方は先程も書いた通りですが、選曲のコツとして…
ミュージカルのオーディションで有れば
- どういう作品なのかを知る…クラシックに近い?ロック?
- 受けたい役の曲のテクニック…音域、求められる技術
- 受けたい役のキャラクター…コミカル?シリアス?
シンガー・アーティストのオーディションであれば
- コンセプトをよくよく読みこむ…即戦力?アイドル?演技力が必要?
その上で、その部分を表現できる曲
【勝ちにいく曲】を選んでみて下さいね!
候補曲は3曲まで
先程お話しした事を踏まえていろいろな条件から数曲候補を出しましょう。
迷いすぎてはいけないので3曲くらいをオススメします。
(多すぎる候補曲だと、逆に決めきれません。)
そして、簡単でいいので撮影してみる事を強くお勧めします。
歌ってみて、選ぶポイント
- 自分の得意なテクニックが入ってる…得意な母音のロングトーンが入ってる等
- より世界観が作れる
- しっくりくるか?…抽象的ですが…歌ってみると、もしくは撮影したならば、見返すと意外と微妙だな、という事があります。
どっぷり撮影して歌い込む
一曲、これだ!という曲を決めたら
本チャレンジより前に、
どんどん撮影して、見返して練習することをおすすめします。
↑こちらの記事であんまり撮影しない方が良い…という主旨の書き方をして居る部分がありますが
それは動画審査の提出用に撮影する場合!
練習はどんどん、撮影するべきです。
撮影すると気付ける事が沢山あります♪
練習でここをチェック
撮影してどんな事をチェックするか…
動画審査に向けてであれば
- 表現しているパーツは画角に入っているか?
対面審査に向けてであれば
- 顔の表情、体はイメージ通りにみえるか?
など…
自分が審査員であったら、
と想像してチェックしてみて下さい。
そして!!
意外と見逃しがちなのが休符や間奏の時の姿…
当たり前ですが、歌って無い間も審査対象です。
集中力切れない様に、
【戦略】どうしたらその間が曲の中で無理なく存在するか考えて見てくださいね!
↑※実はここすっっごく大事で赤マーカーで線引きたいくらい!!
全部出して、見せて聞かせる
全部出して、見せて聞かせる…とは
自分の良さを全部出して、見せて聞かせないと『もったいない』という事なんです。
本当は出来る事でも、見せて聞かせなければ
出来無い事と同じになってしまう。
対面、動画審査問わず。
自由曲、課題曲問わず。
・・・のオーディションでの真理です。
テクニック的な事ももちろんですが、
先程のチェックポイントでお話しした休符や間奏の使い方も
撮影して気付ければ
『考えて』
あぁ、しよう、こうしようと
想像を巡らせる事が出来る。
気付ければ、解決して、見せて聞かせられる。
でも、ただ歌う練習だけだと
なかなか気付けない事も多いのです。
だから、
全部出して、見せて聞かせる為に
- 自由曲ならば選曲からこだわって・・・
- そして、練習は撮影して→チェックして!
本番にのぞんで下さいね!
心より、応援してます!!