こんにちは!
ボーカリスト、ボイストレーナーのマメチヨです♪
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【 mamechiyo ボーカルスタジオ 】
町田 恵比寿 駅前 ボイトレ / オンライン ボーカル レッスン
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皆様、お元気ですか?
朝晩の冷え込み…でも昼間は暖かい…
うーん。。。寒暖差でちょっと風邪気味…
という生徒さんが、ここ数日、
ポチポチいらっしゃる感じになっております。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私はおかげさまで元気ー!!
最近は、心をフラットに、をテーマに。
心も体も健やかに居たいなぁ。
イライラをなるべく減らす様にしたいなぁ。
と思っております。
なので、少しの予防とケアを。
(その話はまた書きますね♪)
というのも、
元々は喉壊したり、メンタルの不調が体に出たり、ほとんど無いタイプでした。
が!!
昨年あたりから、
『ガタガタ』体が言い始めまして! 笑笑
体: おーい、ちょっと休めよー!
ケアしてよー!
結果的に、心と体が健やな事が声の状態を保つのに大事だな、と
ただ今、痛感しております。
自分を丁寧に扱うって、大事!
歌う身体・腹式呼吸の話
さて本題!
今日は、『腹式呼吸』の話。
※ここから先を読む前にぜひこちらをご覧ください↓
いろんな先生いらっしゃると思いますが、
歌うのに大事にですよー、って項目で、
『腹式呼吸』を絡めないで話すボイストレーナーの先生はいらっしゃらない、と思います。
(※歌うのに腹式呼吸は必要だ、必要じゃないという議論含めて…そう、必要じゃない、と考える先生、メソッドもあるんですよ。その話はまた別の日に。)
腹式呼吸って何ですか?
そもそも、腹式呼吸って何でしょうか??
- 一般的には胸郭(キョウカク=肋骨などからなる籠状の骨格)をなるべく動かさずに行う呼吸のこと。
- 歌う事、声を出す事においては声を良く出すために呼吸を工夫することを、「腹式呼吸」という言葉で示すことが多い。
※Wikipedia参照…少し言葉を変えています。
普段、私たちは『胸式呼吸』と『腹式呼吸』の2つを使い分けて生活しています。
活動的に…生活している時は→胸式呼吸
ex)駅までダッシュー!。。。とか
脳、体がリラックス…→腹式呼吸
ex)寝ているとき。。横になっている時…など
ざっくりですが…
という事は、皆さま生活で既に1番の方の腹式呼吸は日々使っているわけです。
そして…このページをご覧くださっている方は
この2番について知りたいのだと思うのですが
この2番の文章にある『工夫』という部分が非常にニュアンスとして大事な所です。
この・・・工夫が先生によって違う!!
だから説明の仕方が違う!!コレが問題なのよ!!
…でもしょうがない事なんです。
私にぴったりな腹式呼吸を探せ!
さて皆さんはこの図形をご覧になって
『何だ』と、答えますか?
大人の方なら円錐?
シンプルに三角…
倒してみれば丸、円…
子供なら帽子!!とか。。。
色を答える方もいらっしゃるかもしれません。
では改めて、
この画像を見ていない人に中身を伝えるとすると…
あなたなら何と説明しますか?
声という楽器の特徴
他の楽器と歌う事が大きく違う点は
扱う楽器(声)の全てを目視出来る楽器では無いという事です。
例えば、ピアノで有れば『ここの部分でこの指が動かないんだなぁ』とか
ギターとかならば『弦の交換時期かなぁ』とか…
目視して、先生も自分も共通の認識で…
つまり円錐の例えで言うと、
目標の円錐はお互いに見えている状態で、円錐を見ながら、見比べながら練習を積むことが出来ます。
(一般的な技術力はあってそれ以上の世界は…また別。どの楽器もブラインドだと思うので。。その中で自分の音を探すんだね。。おっと話がそれた。。この話もまた今度。)
でも、声はそう出来ない。
なので。。。
この円錐の様に一般的に円錐って言えばこれでしょ、という共通の説明は出来ないのです。
ましてや
先生と生徒の円錐(声帯、体の条件)は違うのです。
声は完全オリジナルのあなただけの楽器だから。
なので腹式呼吸、という歌う為に必要な技術において
具体的な最終目標、理想の状態を、先生からすると、
円錐を生徒さんに見せないで『底は丸くて、、立体で、、、帽子みたいだよ』と説明する様な状態なのです。
腹式呼吸は見えない円錐
円錐だったら一度は見てるかもしれないから記憶を辿って貰えるけど。。。
皆さんの腹式呼吸を習得するというプロセスは・・・
一度も恐らく見ていない腹式呼吸という(出来ていないからレッスンに来るわけで)物を
先生の感覚で説明されて
それを一生懸命、想像で補いながら習得するわけです。
その中で
『底は丸』という説明がシックリくるか
『立体』という説明がシックリくるか。。
正解は円錐だとしても、
そのどの部分を感じると、考えるとうまく行くかは
その方次第。その先生次第。
多分優れたボイストレーナーの先生ならば、
その説明の仕方もその方にアジャストして説明して下さる!
と思うところではあるのですが、(そう願ってる。)
それに皆さんがしっくりくる。ということが非常に大事です。
先生によって『腹式呼吸のやり方違うんだけど』の理由は…
先生ごとに
やり方=腹式呼吸を成立させる為の
工夫の感じ方、表現の仕方が違うから…
一見やり方が違うなぁと感じる、と言う事でした。
目指す円錐は一つ
最終的には、
もちろん皆さんの声を良くする方向に向かって
どの先生方も動いている事は間違いないのです。
円錐を目指している事は間違いない。
ですが、その中でより、円錐たる条件を
ピーンと心に響く状態で教えて下さる先生=相性の良い先生を探すって事が
安全な習得、心地いい状態をしるのに大事な理由でもあるんですね。
実は、腹式呼吸に限らず・・・口の中の状態、共鳴の事、体の各アライメント・・・も
すべて同じことが言えます。
何せ見えないから、見えないことを補う想像力の源=感性が合う事は大事な訳です。
声って難儀な楽器 笑
でも、それだけ、身に着けた時の感動は、スゴイ!!!!と思います。
皆さまが、
自分にとって一番!!心地いい腹式呼吸に辿り着けます様に。
マメチヨ流『腹式呼吸』実践編はまた書きますね♪