こんにちは!
ボーカリスト、ボイストレーナーのマメチヨです♪
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【 mamechiyo ボーカルスタジオ 】
新百合ヶ丘 恵比寿 下北沢 駅前 ボイストレーニング・ボイトレ / オンライン ボーカル レッスン
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歌唱時の本当の「いい姿勢」の作り方
「いい姿勢で歌いましょう」
ボイストレーニングなどでよく言われるこの言葉。
おそらく、どの先生に習っても(ボイトレ動画でも)
『いい姿勢』がポイントだよ、と習うのではないかな、と思います。
しかし、その解釈を間違えると、かえって歌いにくくなるのをご存知でしょうか?
あなたが持っている「歌唱時の姿勢」に関する常識が、
もしかしたらあなたの歌声を制限しているかもしれません。
今回は、歌う時の意識の置き方と姿勢の真実について
掘り下げていきます!
誤解だらけの「いい姿勢」
多くの人が陥る誤解は・・・
歌う直前や最中に「いい姿勢」を作ろうとすることです。
「よし、歌うぞ! 背筋を伸ばして、胸を張って…」
この意識は、身体に余計な信号を送ることになります。
その結果、
- 不自然な力みが生じ、喉や肩が固くなる。
- 意識が姿勢に取られ、歌(音楽)そのものへの集中力が削がれる。
結果的に「歌いにくい」「苦しい」と感じ、「姿勢と歌は関係ない」という誤った結論に達してしまう。
これこそが、パフォーマンスを妨げる「よくある誤解」です。

いやいや!!
曲がった楽器がいい音鳴る・・・??
てことは無いのは
想像出来ますよね♪
理想は「そもそもいい姿勢になっている」
楽器が
既に演奏前に完成された形で存在する様に
私たちが目指すべきは、
「そもそも自然にいい姿勢になっていて、歌うときに意識せずとも身体が機能する」状態です。
歌唱時、あなたの頭の中(脳)は、メロディ、リズム、歌詞、感情表現など、既に膨大な情報を処理しています。
そこに
- お腹をコントロールして!
- ベロの位置気を付けて
- 胸を張って
- お尻に力を入れて
といった複雑で具体的な身体への命令を多数追加することは、
脳のキャパシティを超えてしまいます。
まるでパソコンのメモリを大量に消費してしまうかのように、
残念ながら歌うための大切な「認知リソース」が、
姿勢を保つための細かな命令で埋め尽くされてしまうのです。
歌唱時に『意識すべきこと、解放すべきこと』



えー!!
じゃあどうしたらいいの!!?



そうですよね!
では具体的にお話ししていきますね!!!
歌う時以外で「楽な姿勢」がいい姿勢、を習慣化!
「いい姿勢」とは、特定の部分に力が入っている状態ではなく
最小限の力で身体が安定している状態です。
- 重力を感じながら、骨盤、肩、頭がまっすぐ積み重なっているイメージを持つ。
体の状態についての詳しい話はこちら - 首や肩の力を抜き、リラックスした状態で、
・重みが親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に均等にかかっていること
・背筋、首は天井方向に軽く引き上げられていることを意識する。 - 歌う前や日頃から、ストレッチや軽い運動で関節や筋肉の柔軟性を保つ。
歌うための姿勢は、日々の習慣として無意識に再現できるように準備しておくことが重要です。
歌唱時は「目的」にフォーカスする
歌っている最中に意識すべきは、「いい声を出すこと」ではなく、その声を出す「目的」です。
- このフレーズを、遠くの誰かに届ける
- 次の休符まで息の流れを切らさない
- この歌詞の切なさを表現する
あなたの頭の中のメモリは、身体的な操作ではなく、
表現や音楽の流れ、表現をし続けるという「歌の本質」に使うべきです。
姿勢や発声の基礎は、
練習によって無意識下で自動的に行われる「システム」にしておきましょう。
あなたの歌を最大限に引き出すために
あなたの歌を最大限に引き出す=
つまり、あなたの心を最大限に引き出す・・・ということです。
「いい姿勢」は、歌を歌うための「土台」であり、
「歌っている最中に思い出すチェックリスト」ではありません。
土台がしっかりしていれば、歌唱中は表現にのみ集中できます。
あなたの歌声を妨げている余計な「力み」や「信号」を解放し、本当に歌うべきことに意識を集中してみましょう。
そうすれば、あなたの歌はもっと自由で、楽で、
聴く人の心に響くものへと変わっていくはずです♪








