こんにちは!
ボーカリスト、ボイストレーナーのマメチヨです♪
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【 mamechiyo ボーカルスタジオ 】
町田 恵比寿 駅前 ボイストレーニング・ボイトレ / オンライン ボーカル レッスン
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暑かったり、雨が降ってジメジメ・・・だったり体が何だか追いつかないなぁーなんて時に
アイスコーヒーなんて飲むと
なんだか少し時間の猶予をもらった気がしてしばし現実逃避…
でも暦の上では、もう8月も半ば!!
わーぉ 笑
もう今年も半年以上過ぎたのよ!!
後半戦なのですね…
コロナの問題や悲しいニュースや
ざわざわする話題や、この天候自体や・・・
スッキリ!!
しづらい日々ですが、
マイナスをプラスに、
ネガティブをポジティブに。
マメチヨ流【腹式呼吸】正しいやり方 後編 ~ 体の使い方の話
を書かせていただきます!!
※前回のマメチヨ流【腹式呼吸】正しいやり方 前編 ~ 体の土台の話はこちらから↓
※ここから先を読む前にぜひこちらをご覧ください↓
腹式呼吸は『背中』を使う
初めてお稽古に来てくださった方に、私が必ず一番最初にする質問があります!
『腹式呼吸ってどこを使うと思いますか??』
年齢、男女関係なく!
今までの経験とかも関係なく!
『お腹を使うんですよね?』
と、答えてくださる方がほとんどです。
確かに。お腹って書きますもの!!
でも、腹式呼吸で歌えているね!という状態は、
実はお腹というより背中やわき腹の方を感じる事で安定して腹式呼吸を維持できているね!という事になんです。
腹式呼吸は『お腹』を使う!というのは、イメージとしては『間違い』ではないんですが、
私としては『お腹』より実際に呼吸が(空気が)入るところを感じる事をお勧めします。
『え?お腹に呼吸が入るんじゃないんですか?』
そう、お腹はイメージ上使うんですが、お腹には呼吸は入らないんです。
勘違いして居る方、多いポイントです!
理科の実験室にあったあの模型、思い出せますか??(苦手な方ごめんなさい…↓)
歌から離れて、良く考えれば、当たり前の事実なのですが、呼吸は肺に入ります。
イラストの肋骨の内側、肺のなべ底の様な部分が、横隔膜です。ご覧になれますか?
この横隔膜が(正確には横隔膜だけじゃないけど)働く事で呼吸ができるわけです。
※腹式呼吸ってお腹だけの事ではないんです、の話はこちらから↓
↑この記事にも書いたのですが
歌う事、声を出す事においては声を良く出すために呼吸を工夫することを、「腹式呼吸」という言葉で示すことが多い。
※Wikipedia参照…少し言葉を変えています
つまり、腹式呼吸、というものは歌う為の工夫そのものであり、お腹をどうこうしますよ、という意味だけの言葉ではないんです。
実際には、この横隔膜にアプローチする為に、
お腹では無く、背中を意識した方が歌においては都合がいいんです!
呼吸は吸わない
私の説明では、(初心者の方には)
- 呼吸が出る(歌う時に)下腹を使って、お腹を引き上げるように。
- 吐ききったら(フレーズ歌いきったら)緩めるだけ。吸わない!勝手に空気は戻る。(戻らない時は、お腹の引き上げ方が足りないか、姿勢にエラーがあります。)
と、ご説明してます。(上達段階に合わせて、吸い込む事が必要な曲があるのでその時に吸い込む事を練習します。)
腹式呼吸は、よく、お腹膨らませて〜というキーワードで伝えられる事が多いと思います。
それは、お腹というイメージしやすい部位を意識することで、
息を体に戻す(吸い込む)時の横隔膜が下や、横に押し広がるイメージを伝えて居るのですが、
私としては、まずは吸い込む事より、
- 正しく吐くことを始めに置いて(収縮)
- 正しく体に息を戻せる様になってから(緩和、リセット)
- 吸い込む事でよりアグレッシブな息の流れを作る(拡張)様にお伝えしてます。
体の正しい状態として呼吸が入る、というムーブメントは360度の腹部の拡張なのですが、
声を出す場面においては、背中を感じる!と意識して頂く事で、正しい呼吸のムーブメントに対してより背筋の緩みと力を意識する事をオススメしています。
それを、腹式呼吸としてお伝えしています。
腹式呼吸って何者?
前編、後編と腹式呼吸についてお話しして参りましたが…いかがでしたでしょうか?
自分で書いていても、奥深〜い!!と、
改めて興味を惹かれました 笑笑
結論としましては
- 土台、下半身を大事に姿勢(楽器をまっすぐに)を正しく保つ
- 腹式呼吸はお腹!にあらず…呼吸をガソリンとするならば、背中(肺)は燃料タンク、エンジンは下腹、背中下、脇…背中の意識が大事!
上手くなればなるほど、戻ってくる場所。
それは基本。歌においては腹式呼吸だと思います。
基本は古い物ではなく、新しいヒラメキを与えてくれます。
ぜひ、これから始める方も、熟練の方も
自分の呼吸、見直してみて下さいね!